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主に技術的な雑記的な

転職しました(ついでにブログも移しました)

前置き

この記事は、同業で私のことを知っている方向けのご報告、及び私自身の節目に対する整理の意味で書かれたものです。
ちょっと感傷的になってつらつらと思ったことを書いていたら長くなってしまいましたので、私のことを全く知らない方や同業ではない方、あまり他人のそういったことに興味が無い方は、そっ閉じするか、「ふーん、そういう人も居るんだなー」くらいの感じで読むことをオススメします。
また、どの組織にも依らないとともに、私個人の価値観から生じるものであり、異なる意見や価値観を否定するものではありません。
あくまで、「私にとっては」というお話になります。

まずはご挨拶から

私事ではございますが、この度、新卒入社から三年半お世話になった某SIerを11月30日付けで退職しました。
実際の勤務は11月7日までで、11月は2週目から有給消化していました。
2014年12月1日から、新しい会社にお世話になります。

前職でお世話になった方々(がコレを読むことは殆ど無いと思いますが)、特に私に様々なきっかけを与えてくれた上司の某氏には、大変感謝しているとともに、今後のご活躍をお祈りしております。
勉強会やコミュニティでお世話になった方々につきましては、今後共、変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します。

どこ行くの?何やるの?

どこ行くの?

札幌に本拠地を置く、某AWS専業"ではない"MSPの会社です。

なんでそこに行くの?

(入れてもらえるかは別として)札幌で働かせてくれそうな某AWS専業のMSPの会社さんに相談することも考えました。
皆さんいくつか思いつくかと思いますが、どこも素敵な会社さん達ばかりです。

しかし、くだらない拘りであると自分でも思うのですが、本拠地が東京の会社で札幌で働くよりも、札幌から全国へ打って出ている会社があるなら、その力になりたいと思いました。

また、新しい会社はこれからターニングポイントといえるような面白いフェーズに向かっていると感じており、中の人と何度かお話している間に、この会社の足りない部分や目指す方向に自分がハマるような予感がありました。
勘違いかもしれませんが、その予感を信じて、微力ながら会社の成長に寄与できるよう頑張りたいと思います。

何やるの?

OpsのためのDevのようなポジションになります。
運用の効率アップに繋がるような研究開発と、社内やお客様向けのサービス開発のお仕事になります。
前職でChef等を活用したり、運用監視システムの構築や整備等して、自分なりに前職でインフラの構築・運用効率の改善・自動化等をやっているうちに、このようなポジションに大きな魅力を感じていたのも転職の理由の一つです。

AWSについては、専業ではないとはいえ、もちろん案件としてはそれなりにあるようですし、構築のお手伝いをすることは多分にありそうな感じです。
また、一応入社前に社長からは「他が疎かにされると困るが、AWSは存分に使ってもらって構わない」と言われているので、軸はAWSに置きながらも、AWSに拘ること無く「最適な選択」ができるように精進していきたいと思います。

開発言語はPythonになります。
今まで、仕事で主にPHP、趣味でちょっとRubyをやっていた身としては、新しい言語へのチャレンジになります。
とはいえ、Pythonは趣味でRubyとどちらに手を出すか迷っていた言語でもありますし、楽しんでやっていきたいと思います。

なんで転職しようと思ったの?

私は、所謂よく揶揄されるようなSIerのイメージから比べると、比較的恵まれた環境に置いてもらっていたと思います。
(ほぼ一人でやっていたからということもありますが)本業に影響を出さず、損益に影響を及ぼさないような範囲では、勤務時間中にAWSを好きに触らせてもらっていましたし、大きいイベントであれば社費で出張もできました。
上場企業で安定していて、基本的に転勤は無し、そんな環境でAWSの仕事をしたい方が居れば、ご紹介しますよw

その中であえて挙げさせてもらうとすれば、以下の4点です。

1. やはりお金

私は、準大手くらいの規模の会社に、新卒で入社しました。
その身で、長期終身雇用を前提とした人事制度上では暫くは下っ端となる前職の給与体系では、2人の子供を持つ身としては、正直言って今後数年間は厳しいものになると感じていました。

2. 自身が不要になったと感じた

これは、技術的な面ではなく、人間的な面のお話です。
前職では1年半くらい前からスタートしたAWS事業が、この半年くらいで軌道に乗り始めていました。

私は、そのAWS事業の専任担当として、事業立ち上げから実務担当として技術及び実際の構築・運用の現場においてリードを取ってきました(というか、暫くほぼ一人でやっていました)
そういった面でのノウハウや、技術面ではまだできることはたくさんあったと思います。
それらを道半ばで投げ出すような形になってしまったことは、申し訳ないとともに、残念ではありました。

しかし、事業が軌道に乗り始めると、必然と関わる人間の数は増えていきます。
そうなってきた時に、立場的には完全に下っ端な私の発言力は限りなく小さいものとなっていきます。
私には私なりの展望やそこに至る道筋への考え、事業にかける想いがありました。
そういったものが、ズレていた。または少しずつズレていきました。
そのズレが大きくなるにつれ、声を上げど所詮は下っ端、ズレが縮まることはなく、ただ「同じことができる別の人間」が居ないから今のポジションがあるだけで、そうでなければ、いちいちズレに対して声を上げようとする自分は、生意気で疎ましいだけの存在になっているのではないかと思うようになりました。

私の考えが正しく、前職の会社が行く道を誤った等と主張するつもりは全くありません。
ただ、向いている方向が違い、共に歩み寄ることは難しいと感じた故に離れていったというだけです。
事業の成功を心より願っています。

3. ワクワクが足りなかった

これは、ある程度以上の規模と歴史がある企業ではある程度仕方がないことだと思います。

リスクを取るチャレンジングなことはそうそうできませんし、今まで築き上げてきたものを壊すような新しいやり方、技術を浸透させるには相応に時間がかかります。
また、新しい事業であるとはいえ、今までに長い年月をかけて築きあげた顧客、ノウハウや業界知識を捨てて新しい領域に展開するという選択は難しい故、必然的に同じような規模、同じような内容の仕事が増えていきます。
そうなっていくと、粗方自分で閉じた範囲でできる自動化や効率化が済んでしまうと、日々の業務はルーチンワークに近いものに感じるようになり、ワクワクがなくなっていきます。

たぶん直接的な理由ではないのですが、転職を決めた後に気がついた、突然具体性を帯びて転職を考え始めた理由がコレです。
目の前に面白いと思えることがあると、他のことはあまり気にならなくなります。
ただ、それが無くなった瞬間、ふと冷静になって色々なことを考えるようになりました。

4. ずっと焦りを感じていた(いる)

まず、私は新卒入社する前に2年程、所謂「人生の寄り道」をしていたります。

そして、特に札幌ではそうなのですが、何処の勉強会やイベントに行っても年上が多いです。
そこで「若いのに〜」と褒められたりすることもありますが、もうアラサーといって差し支えない歳(見た目は30台にしか見られませんけどね!w)なので、その「若いのに」がつくのはあと少しの期間だけです。
その「若いのに」が取れた時に、自分はエンジニアとして認められているのだろうか?

そんなことを考えると焦ります。
私はまだまだできないことだらけの未熟者です。

そういった想いから長い時間を掛けて、今いる場所の環境を変えていくよりも、違う環境へ飛び込む選択をしました。

ブログについて

何を隠そう、実は隠れ?AMIMOTOユーザでした。
ですが、当初は色々自分で弄れろうと思い始めた、WordPressも、今ではただ「できるだけ手軽に書ければ良い」という感じになってしまいました。
となると、お手軽低コストで素晴らしいAMIMOTOとはいえ、オーバスペックであり、EC2の料金も馬鹿になりません。
良い節目なので、はてなブログへ移行し、前のブログStaticPressでS3に供養しました。

ということで

だいぶ長くなりましたが、以上!
これ書くに思いの外時間がかかったのと、休み中思うように時間が取れなかったので、アドカレネタがヤバイ!www